貴金属供出まで！おとなり韓国での通貨危機

韓国通貨危機では貴金属の供出まで発生

　身近に起こった通貨危機では、１９９７年ごろに起こった韓国があります。
１９９６年には１ドルが７００ウォンだったものが１９９７年には９００ウォン、その
年の１１月には１０００ウォンを突破し、９８年には２０００ウォンにまで通貨が
下落していき韓国の経済は大不況に突入していったのです。

この時に韓国の巨大な財閥「起亜・三美・韓宝」などが次々と破綻して行き
また、銀行も数多くが破綻し約半数ぐらいとなった。
当然、その他の企業なども半数ほどが破綻。さらには残った企業でも大きな
リストラが行われ韓国は失業者であふれかえった。

通貨下落の影響で輸入品のガソリンや軽油などが暴騰し、さらには治安も悪化
詐欺なども横行した。
また、株価も４分の一となり、預金金利は３１％まで上昇することとなった。
国を守るために貴金属類の供出などが行われ、この光景は当時、日本のテレビな
どでも放送された。
ただし、韓国内などでの食べ物はあまり高騰しなかったと記録されている。
韓国はIMFや日本が援助し比較的早めに回復することができた。預金封鎖なども
されず、結果として銀行にお金を預けていた人が強くなるめずらし例となった。