戦後の日本、人々の暮らしはこう変わった。

戦後の日本を襲うインフレ経済

　日本は終戦直後（昭和２０年８月）の敗戦後
食糧不足やほかの影響などで小売物価が４ヶ月後には
２倍になり、さらに６ヶ月後には約３倍ほどまで物価高と
なった。

昭和２１年２月には突然、新円の切り替えと金融機関の
預金封鎖となり、さらに資産没収のための国民の財産調査
が行われ、旧円は１カ月以内に新円に交換することや、交換
したお金は預金をする事などが義務付けられ、その預金すら、
毎月の生活費程度しか引き出せない事となりました。

また、紙幣の発行量を大幅に増やした事などもあり、急激なイン
フレとなり、農産物などは物々交換でしか手に入れられない
状態となり、戦時の国債などの債権はそのほとんどが、無価値
のようになり、国民のほぼ１００％近くの人々が財産を失いました。