アルゼンチン通貨危機　ハイパーインフレで国民生活のすさまじさ

アルゼンチン破綻時の国民生活

　アルゼンチンでは経済の停滞から１９８９年には５０００％のハイパーイ
ンフレとなり、インフレ制御の為に１９９１年に１ペソ１ドルへの固定相場制
へと移行した。

インフレは収まり通貨の信頼も回復したが、固定相場制が引き起こす
通貨高による国際競争が低下しとなりの国のブラジルなどから国内生産
品よりも安い品物が流入する事となり、国内の景気は悪化、
企業の倒産が相次いだ。

１年間に５０万人の人々が職を失い、失業率は２５％ほどまで達し、株価も
暴落、また、人々の暮らしも追い込まれていった。